5分でわかる 大麻を有機栽培するのに必要な土壌の養分

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大麻のオーガニック栽培に必要な土壌養分?

土は有機栽培を支える生命力です。

腐葉土、家畜の糞尿、堆肥などの有機物、さらには有益な微生物や菌類からなる肥沃な有機土壌は、大麻のオーガニック栽培に必要なマクロおよびミクロの栄養素を含んでおり、生命力に溢れているのです。

そんなオーガニック栽培に挑戦するのであれば、各栄養素が植物の成長過程で果たす有益な役割を理解することが重要です。

有機栽培の土でも時間が経つとその土壌は劣化しはじめ、成長に必要な栄養素を追加で投入する必要があるのです。

屋外の土壌で作業をしている場合は、植え付けを始める前に土壌に栄養素を組み合わせて追加する必要がある場合もあるのです。

そうでなければ、失敗や途中で挫折してしまう可能性が高くなってしまうのです。

また、特定の栄養素の目的を知ることで、植物が直面するであろう欠乏症を早期に発見し、適切な対応が取れ、作物を守り、大きな収穫を得ることができるのです。

では、オーガニック栽培で大麻を育てるために必要な土壌の栄養素とは一体何なのでしょうか?

多量栄養素を知ろう

健康な有機土壌システムには、窒素(N)、リン(P)、カリウム(K)の多量栄養素が必要となってきます。

もちろん、他の要素も土壌を豊かにしておくには重要ですが、この3つは最も大量に必要とされるのです。

理由を以下で解説いたします。

窒素 : Nitrogen

窒素は、植物が栄養素を作りだす緑色の天然色素で、葉緑素(クロロフィル)の重要な要素なのです。

この葉緑素が太陽光を使って、水と空気中の二酸化炭素から、糖やその他有機物をを合成する光合成を行っているのです。

この栄養素が不足すると、オーガニック栽培の大麻は基本的に飢餓状態になり、成長する事ができないのです。

つまり、植物はどの成長段階にあっても窒素が必要になるのです。

光合成を手助けするのと同時に、窒素はタンパク質の構成要素であるアミノ酸の成分でもあります。

筋肉を強くするのにタンパク質が必要とされるように、窒素は植物の背丈を伸ばし、より大きく、より密度の高いバッズを支えるために必要なのです。

さらに、窒素はDNAとRNAの重要な構成要素でもあります。

窒素がなければ、有機栽培の大麻の植物は成長も増殖もできないのです。

しかしながら、窒素は多すぎても少なすぎても植物に害を及ぼす可能性があるという事を覚えておきましょう。

過剰に窒素を与えると、茎や葉が過剰に成長し、根っこが脆弱になります。

また、周囲の地下水や水周りの環境に悪影響を及ぼすこともあります。

窒素の不足、または過剰が疑われる場合は、何か新しく行動を起こす前に、ぜひ土壌をテストしましょう。

有機栽培の土壌に窒素を加える必要がある場合は、家畜の糞、血粉(ブラッドミール)、堆肥、魚粉などを利用するのがオススメです。

リン :Phosphorus

リンがなければ、健康で大きなオーガニック大麻のバッズを生産する事は出来ません。

窒素と同様に、リンは光合成、呼吸、細胞分裂、エネルギーと水の貯蔵と使用に影響があるのです。

つまり、リンとは植物の成長と成熟に欠かせない成分なのです。

茎が弱くなる、成長が止まる、葉が青緑色になる、花がほとんど咲かない、こういった兆候が栽培中の植物に見られたら、植物自体が土壌から十分なリンを摂取していないという事がわかります。

そして、窒素でも同じだったようにリンの過剰投与も悪影響が出るので気をつけてください。

過剰なリンは土壌システムと周辺環境に有害なので、リンを土壌に加える前に、植物が実際にリンを必要としているかどうかを確認する必要があります。

土壌中のリンが過剰になると、植物が他の栄養素の吸収を妨げる可能性があるので、リンを与える前にもう一度確認してください。

リンが必要かどうかわかった場合は、リン酸岩(岩粉)、魚粉または骨粉、堆肥、または家畜糞尿のような有機物でリンを足してあげましょう。

土壌のみでリンの供給量を増やしたい場合はケルプミール、広葉樹の灰、アルファルファミール等で補う事が出来ます。

また、粘性の高い土壌を取り入れると、リンの量を増やすことができます。

カリウム:Potassium

カリウムは植物の茎の中の水分や塩分濃度を調整し、植物がしおれないようにする役割を担っている栄養素です

また、光合成やエネルギー伝達にも関与している事でも知られています。

カリウムが十分な量ないと、植物は弱くなり、健康なバッズをつけるのに十分な強い茎を支えるのに、必要な多量栄養素を欠いてしまうのです。

また、カリウムが不足すると、葉のフチがパリパリになったり、焦げたりして、黄色く変色することがあります。

その他の必要な栄養素

多量栄養素のカルシウム、マグネシウム、微量栄養素の亜鉛、鉄、マンガン、モリブデン、銅、コバルト、塩素、ケイ素、ホウ素も十分に必要です。

微量栄養素は必要になる量自体は少ないのですが、植物の健全な生育に欠かせない栄養素となります。

カルシウムとマグネシウムはこの様なアイテムで補う事も十分可能です。

植物の成長に必要な栄養素はパズルのピースのようなものだと想像するとわかりやすいと思います。

ある栄養素は他のものより大量に必要だったりするのですが、最終的にパズルを完成させるためには、どれも同じように重要なのです。

水耕栽培だったらコレさえあれば多量栄養素はバッチリ!

楽しい栽培ライフを合法国でお楽しみください!

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T.H.Cの編集部です。大麻に関しては厚生○働省よりも、まともな事を発信出来ていると思います。医療大麻を解禁すべく、一生懸命がんばります。

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