大麻を屋外栽培?向いている土壌と選ぶべきでは無い土壌

大麻の屋外栽培に最適な土壌?

屋外で大麻を栽培する時は、インドアで栽培する時とは違った様々な利点があります。

そのうちの一つとして、まずは非常にリーズナブルに栽培が出来るという事があげられます。

なぜなら屋外で栽培を行うのであれば、基本的には温室のような建物を用意する必要が無いためです。

また、自身が管理されている庭の適切な場所に大麻を植えれば、栽培用のLEDライトの様に人工的に作り出す光源は必要なく、植物が太陽のエネルギーの恩恵を受けることができるという点も、アウトドアでの大麻栽培がリーズナブルな要因とも言えます。

そして、そんなリーズナブルなメリットは光源だけではなく、今回のメインテーマでもある土壌にも関して言える事なのです。

なぜなら、大麻草を育てるために高価な土を用意しなければいけないというわけではないからです。

ただし、ご自身が満足するような栽培結果を得るためには、植物が健康で幸せに育つように、大麻にとってベストな土を用意する必要があります。

今回の記事では、そんなアウトドアでのマリファナ栽培に最適な土というモノを理解し、それらの環境や土壌を作るためのいくつかのアイデアをご共有します。

土の種類

土は基本的に粘土、沈泥(シルト)、ローム4種類として分けられる事があり、それぞれの土にはガーデニングに適した長所と短所があります。

例えば、砂は根っこの生育に適した通気性の良い土である一方、水や肥料の保持力が弱かったりします。

そして、粘土はその逆の特性を持っています。

粘土は暑くて乾燥した日が続くと、岩のように固くなり、根の成長を妨げる恐れがあるのです。

さらに粘土質の土は撥水が悪く、耕作しにくいというデメリットがある一方、ミネラルや天然の栄養分を豊富に含んでいたりします。

シルトは、ミネラルを多く含み、保湿性に優れています。

しかし粘土と同様で、条件によっては圧縮されて硬くなることもあります。

さらに、地殻が形成され、植物の根に水分や栄養分が届きにくくなることもあるのです。

大麻栽培に適した土壌

上であげた土壌の中でもロームはマリファナをはじめとした、様々な作物の栽培に最適な土壌と言われています。

ロームは、粘土、砂、シルトが混ざり合わさったモノで、異なるタイプの土壌の優れている部分を引き出し、デメリットである特色を最小限に抑えることが出来ると言われています。

ロームの最適な比率は、粘土20%、シルト40%、砂40%だという意見があります。

大麻の栽培にはpHの値が5.8〜6.2の範囲であれば許容範囲であると言われていますが、pHが中性に近いロームはその範囲か、それに近い数字であるとされています。

土壌の酸性度を測定するためのテストキットも販売されていますし、サンプルを持参して地元の土壌分析を行う機関に相談することもできます。

土壌の酸性度が適切な範囲でない場合、土壌のpHレベルを下げたり上げたりするための土壌改良材が販売されているので、そういったアイテムを用いて、土壌を改良するのも良いでしょう。

もし土壌改良に懸念があれば、園芸店や農業従事者の方から事前にアドバイスを受ける事をオススメします。

ロームは屋外での栽培だけでなく、コンテナでの栽培にも理想的な土壌ですが、残念な事に最もコストのかかる土でもあります。

しかし、できるだけ良い植物を育てたいと思うのであれば、長い目で見ればメリットが沢山あると言えるでしょう。

もし、「購入はちょっと…」という事であれば、少し時間がかかり継続的な作業が必要にはなりますが、コンポスターがあれば一般的な土壌に有機物を加えることで、ロームを自作する事も出来ます。

その堆肥を使って土壌をもっと良いモノにする事も、もちろん出来ます。

作業自体はシンプルではありますが、コンポストを作る作業には時間がかかります。

しかし、コンポストの自作で得られるメリットは非常に大きいので、オススメをさせていただきます。

コンポストは自作したいけれど、アパートに住んでいて匂いが気になるという方の為に匂いを漏らさない工夫がされているコンポスターというのもあります。

栄養分と水と栽培ライト

最後に、土壌から少し離れて植物の栽培を成功させる上で欠かせない他の要素である栄養分、水、そして光源について触れましょう。

どの栽培者でも栽培している植物に、十分な光の量と水、そして栄養分を与えたいと思うのは共通しているはずです。

ただし、水の量を沢山あげようとすると、その分水道代があがってしまうのは目に見えて明らかです。

そこで、ドリップ灌漑システムをオススメします。

ドリップ灌漑システムを使えば、植物の健康状態を向上させる一方で、水道代を削減する事ができるのです。

灌漑システムを組み立てる為に必要なものがすべて揃ったキットは販売されていますし、ゼロからパーツを集め、別々の部品を入手し、すべてを組み立てることも可能です。

ヒトと同じように、植物も適切な栄養素が必要であり、大麻草にとって最も重要なものは、窒素(N)、カリウム(K)、リン酸(P)です。

これらが植物にとってどの様な影響を与えるのかという記事は5分でわかる 大麻のオーガニック栽培に必要な土壌の養分という記事から学ぶ事が出来ます。

それらの栄養素がどれくらい必要なのかとう事は、購入された肥料のラベルに記載されている比率を参照してみて下さい。

植物の健やかなる成長のためにも、適切なバランスで栄養を与える事はとっても重要なのです。

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T.H.Cの編集部です。大麻に関しては厚生○働省よりも、まともな事を発信出来ていると思います。医療大麻を解禁すべく、一生懸命がんばります。

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