その栽培用テント、何鉢が無理なく栽培出来る?

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あなたのテントは何鉢栽培出来る?

室内での家庭菜園が面白いのは経験者なら誰でも知っている事です。

だけど、あなたの持っている植物栽培用テントで何鉢だったら無理なく栽培が出来るのか、という事は知っていますか?

多くの人は栽培出来るスペースに、鉢をぎゅうぎゅうに詰めて、開花期を迎えると同時にその窮屈さ加減に頭を抱えるものです。

窮屈なだけならまだしも、栽培用テント選びに失敗して植物をダメにしてしまったり、最悪の場合は事故なんかも…

この記事では、そんなネガティブな状況になる前に「一つの植物栽培用テントで、無理なく栽培出来る鉢数」について解説していきたいと思います。

今から栽培テントを買おうとしている人や既にテントを持っている人が、これから栽培する鉢数を最大化し、果実の収穫量最大化を目指す為の記事となっているので、是非一緒に学んで行きましょう!

※こちらの記事では1ft(フィート)を約30cmとして換算しておりますので、事前にご了承下さい。

1鉢に必要な栽培テントのサイズ

2×2(約60x60cm)の植物栽培用テントであれば、1鉢を十分な大きさに育てることができます。

その際には、ストレストレーニングやトッピング、フィミング、さらにはトリミングなどを行い、空いている空間を最大限埋めるようにしましょう。

参照:タダで収穫量を増やす?動画で解説ブルードリームのフィミング

もちろん多くの栽培家は、3×3(約90x90cm)4×4(約120x120cm)、あるいは5×5(約150x150cm)のテントを1つの植物に使う事もあります。

しかし、その場合はテントを埋めつくほど大きく育てる事が普通です。

そして、なにより肝心なのは、高さではなく幅を成長させるという事です。

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植物を大きく栽培させる事と、小さく栽培させる事の長所と短所については後で解説しますが、一般的に大きな植物は、より多くの果実を実らせます。

2鉢用のテントのサイズ?

ネットやSNS上では、2×2のテントで2鉢の栽培を推奨しているのをよく見かけます。

そして、もしあなたが本当に2×2で2鉢を栽培したいのであれば、正方形のテントよりも同程度の広さの長方形のテントをお勧めします。

その理由は以下の通りです。

正方形のテントでは、それぞれの植物を対角線上の隅に置くことになります。

そうすると、残りの2つの角が空いてしまいます(画像の青いトコロ)

2plants_in_2x2

もちろんこのスペースに加湿器や除湿器などを置くこともできますが、小さな植物2本には無駄なアイテムとも言えるでしょう。

ただし、2×2で2鉢を栽培する事はあまりオススメはしません。

なぜなら2×2で2鉢を栽培すると、植物のサイズが小さいものになってしまうからです。

もちろん大きく育てる事もできますが、植物自体がライトによる火傷を起こしたり、ライトの当たらない箇所には食べる事の出来ない程小さな実が出来てしまう事を覚悟しておいて下さい。

そして植物自体のサイズが小さくなってしまうという事は、それだけ実りも少なくなるという事も念頭に置いておいて栽培に望んで下さい。

2×2で2鉢を栽培するというのであれば、むしろ3×3にして横にも縦にも大きくしたほうが、栽培に費やす時間と収穫量を鑑みるとずっとオススメです。

ただし先程も記載したように、どうしても2×2の面積で栽培したいのであればこのような長方形の植物栽培用テントをオススメします。

なぜなら、それぞれの鉢に適したスペースを正方形の2×2で栽培している時よりも確保できるからです。

もしあなたが既に正方形の2×2のテントを持っているのあれば、1鉢を大きめに育て上げる事をオススメします。

4鉢用のテントのサイズ?

4鉢を育てる時も長方形のテントが最適ですが、最も一般的なサイズは4×4(120x120cm)です。

このサイズだと、1株あたりの栽培スペースが約2×2(60x60cm)の面積になります。

植物と植物の間のスペースを確保したいので、実際にはこれよりも少し小さくはなりますが、コレぐらいであれば十分に許容出来る範囲で、植物も十分なサイズに育てる事が出来ます。

3×3(90x90cm)のテントで4本の植物を育てる事も出来ますが、当然ながら植物一本あたりのサイズはもう少し小さくしなければなりません。

2×2のテントでも問題ありませんが、この場合植物のサイズを非常に小さくしなければいけなく、半強制的にロリポッピングと言われるトレーニングを施す必要がでてきます。

6鉢用のテントのサイズ?

6本の植物を栽培する場合も、やはり長方形のスペースが最適です。

植物を中型サイズまで栽培するのであれば4×6(120x180cm)のテントが最適ですが、これは一般的なテントのサイズでは無いので、割高だったり、なかなか見つからない可能性があります。

5×5のテントならサイズ的には問題ありませんが、植物の並べ方に頭を悩ませるでしょう。

シーオブグリーン(SOG)で栽培する場合は、2×3、または2×2のテントに6本の植物を入れることができます。

ただ、本当に良いサイズの植物を6本栽培したい場合は10×10フィートの大きなテントを用意した方が良いでしょう。

10鉢用のテントのサイズ?

10本の植物を栽培し、なおかつそれぞれの植物を良いサイズにしたいのであれば、各植物へのアクセスを容易にするた為にも最低40平方フィート(約3.7㎡)のスペースが必要になります。

その広さに合うテントであれば5×10フィートのテントか8×6のテントになります。

ただし、どちらのサイズも一般的ではないので10×10の大型テントを使う事になりますが、それだけのスペースがあれば植物をかなり大きく育てる事もできます。

ちなみに10鉢であれば3×3のテントで栽培する事もできますが、ちょっと窮屈に感じるかと思います。

12鉢用のテントのサイズ?

12鉢分の植物を栽培する場合、テントのサイズは10本の場合と同じで、5×10や8×6でも構いませんが、8×8や10×10の方がより広いスペースを確保できます。

SOG栽培の場合は3×3よりも4×4の方が少し余裕があるので、流石にこの本数は4×4を使って欲しいところです。

もっと育てたい?

もうお分かりだと思いますが、ある植物の苗には様々な大きさがあり、それをコントロールするのがテントの役割です。

この点については後ほど説明しますが、まず最初に上記で紹介した以外の栽培したい具体的な本数がある場合の標準的なガイドラインを紹介します。

一般的にSOG(Sea of Green)という栽培方法を導入する場合、1つの植物で約1平方フィート(0.3m x 0.3mの0.09㎡)のスペースを占めます。

つまり25平方フィートある5×5のテントには、25本の植物が入ることになります。

もちろん植物のサイズを小さく制限したり、大きくしたりすることは可能ですが、1平方フィートというのは一つの良い基準になります。

中型の植物を育てる場合は1株あたり4平方フィート(0.6m x 0.6mの約0.36㎡)を目安にしてください。

つまり、2×2のテントには中型の植物は1本入り、同じサイズの植物であれば4×4には4本入ることになります。

巨大な植物でも16平方フィート(1.2×1.2mの約1.4㎡)あれば、4×4のテントにぴったり収まります。

鉢数と計算式?

栽培したい鉢数がフィットする栽培テントのサイズを把握するには、単純に植物の数各植物の面積を使いましょう。

もちろん、完璧なサイズのテントが見つかるとは限りませんので、十分なスペースが確保できるものを入手すれば良いのです。

大型植物 VS 小型植物

鉢のサイズを小さく、または大きくしたり、ロリポップやトリミング、剪定、ストレストレーニングなどで、どれだけのサイズにするのかという事は完全にコントロールが出来るので、各鉢をどれくらいのサイズに栽培していくのかは重要です。

小さくても大きくてもそれぞれに利点はあるので、それらを簡単に解説させていただきます。

大型植物を少数栽培するメリット

  • 栽培可能本数が制限されている場合、どの方法よりも収穫量を最大化できる
  • 本数が少ないので水やりなどの世話がかからない
  • 果実が大きくなり、糖度もあがる
  • 種へのコストが下がる

小型植物を多く栽培するメリット

  • 栽培サイクルが短いため、年間の収穫量が多い
  • 剪定や刈り込みが少なくて済む
  • 栽培スペースにおいて高さを必要としない
  • 必要な土や媒体が少量で済む

栽培テントのサイズを選ぶ際に考慮すべきその他注意点

育てたい植物の数が決まっていれば、それに合わせて栽培テントの大きさを決めるのは当然のことですが、テントの購入前に気をつける点は、必ずしもそれだけではありません。

そんな留意すべきいくつかのポイントもここではご紹介いたします。

スペース

当たり前ですが、室内栽培用のテントは室内に置きます。つまり、置いておく部屋の大きさ以上のテントを購入することは不可能という事ですね。

なので、必然的にテントの大きさというのは、テントを置いておくスペースの大きさによって決めるしかありません。

また、テントを置く部屋というのはテントよりもかなり広い部屋を用意しなければいけません。

なぜなら、テントで栽培している部屋というのはライトを使っているので気温が高くなります。

なので部屋のスペースとテントの広さの差が小さいと、栽培部屋の気温がすぐに上がってしまいます。

スペースに関しては部屋の高さにも同じ事が言えるので、栽培室よりも背丈の高いテントは置けません。

テントの天井が低ければ低いほど、植物が強い光を浴び、ライトストレスによって葉が変色してしまう為、それを防ぐために植物自体をを低く栽培する必要が出てきます。

もちろん植物の背丈というのは収穫量にも響いてくるので、栽培部屋の高さには注意が必要です。

予算

植物の栽培用テントは大きければ大きいほどコストがかかります。

もちろん大きくて安価なテントもありますが、低価格のテントは必ずと言っていいほど品質が低くなります。

品質の低いテントで起こる問題と言えば、トビラ部分に備え付けてあるジッパーが頻繁に噛み、開閉に支障をきたしたり、テントの素材が安価な為、内部の光が漏れてしまったりという事です。

コレくらいの問題であれば我慢が出来るのですが、中にはテントを支える柱が折れてしまったり、ライトを吊るしているバーが壊れたりと、折角大事に育てている植物をダメにしてしまうような事故や、最悪の場合は火災につながるという事態も起こってしまうと言われています。

ちなみに予算に関しては、テントだけでは無くインラインファンやダクト等にもかかってくるので、まずは栽培に費やせる全体の費用を考え、そこから逆算してテントの広さ等を考える方法を推奨いたします。

最後に…

この記事では、あなたが栽培したいと思っている植物の具体的な鉢数を把握する為に、どのようなサイズの栽培用テントが必要なのかを理解していただけたと思います。

次に考えるべき大事な事は、そのテントにあったライトの選び方になります。

次回の記事まで待てない方は、是非こちらの「LEDのフルスペって何?5分で学ぶスペクトラムと植物のクオリティ向上」という記事で予習をしておいて下さいね!

また次回の記事でお会いしましょう!

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T.H.Cの編集部です。大麻に関しては厚生○働省よりも、まともな事を発信出来ていると思います。医療大麻を解禁すべく、一生懸命がんばります。

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