日本はどうなる?
さて、日本人である私達はこの現状をどう受け止めればいいのでしょうか?
かつて日本では生活の一部だった大麻ではありますが、今はその名前を口にしただけで「頭がおかしい」と思われ、「まともな人間ではない」というラベリングをされる植物です。
しかし、海の向こうではまともな研究が行われ、様々な病気や疾患に対してポジティブな効果があるという論文まで発表されています。
大麻という植物は海の向こうでは別世界に生えている、全く別の植物なのでしょうか?
それとも日本では大麻を非合法な薬物として認めなければいけない利害関係・社会のしがらみがあるのでしょうか?
話は海外の状況に戻りますが、米国・アリゾナ州では製薬会社のInsys Therapeuticsが反大麻合法化団体への支援として約5000万円($500,000)を費やしていたという報告が2017年3月にされています。
当時、同企業はFDA(アメリカ食品医薬品局)により、Syndrosという大麻の成分を人工的に作りあげた製剤の予備承認を受けたばかりでした。
なぜ製薬会社はそこまで大麻の合法化を敵視しているのでしょう?
「米国50州の全てが医療大麻を解禁したら、製薬会社の利益はどれくらい減るのか」というリサーチが米国の分析会社である「New Frontier Data」によって行われたのですが、なんとその額は年間にして約$4ビリオンにもなるのだとか…
「いや、ビリオンって何や!?日本円でなんぼや!」と思われるでしょうが、日本円にすると、なんと約4500億円(¥454,570,000,000)の年間利益が減るそうです。
この4500億円、大手製薬会社にとってどれ程の痛手になるかは想像がつきませんが(リサーチもしてないしね)反大麻合法化団体へ大金を寄付してでも、大麻を非合法にしておきたい気持ちもわかりますね。
ちなみに同記事によると、米国最大の製薬会社であるファイザー社は、約6000億円(約53億ドル)の利益の内から約560億円(約5億ドル)の損失がでると予測しています。
もう「億」という文字がゲシュタルト崩壊気味ではありますが、会社にとっては約10%の損失になるんですね。これは痛い。
さてさて、海外で起こっている大麻と製薬会社の利害関係についてはこの辺にしておきましょう。
ボクが今一番気になるのは「これと同じ事が日本にある製薬会社でも起こっているのか?」という事です。
つまり病人にとって安全で効果のある大麻草という植物に、麻薬というラベルを貼る仕事をしている団体にお金を払っているのかという事ですね。
本来製薬会社というのは病人に対して適切な薬を開発し、販売を行わなければいけないと思っています。
もちろんこれはボク個人の価値観ではありますが、人の命を食い物にする企業なんて「道徳心がどうかしちゃってるぜ!」という気持ちでいっぱいです。
病人の藁にもすがる気持ちを利用し、利益を最大化させる為に反大麻合法化団体に大金を寄付する企業を皆さんはどう思うでしょうか?
ボク個人がそういう風に考えていてもしょうがないですが、もし国民の半分以上が同じ考えを持ったらどうでしょう?
もしそんな事実が公に発表されたら、今後そんな製薬会社が出している薬を買いたいと思いますか?
製薬会社の重役や会社の方針を決定する人間であれば「大麻の医療的価値について何も知らなかった」は通らないはずです。
さて皆さん、皆さんはこのような現状を知ってどう思うでしょう?
指を咥えて政府主導で大麻が合法化されるのを待ちますか?
それとも自分で小さなアクションを起こし、国民(あなた)主導で権利を勝ち取りますか?
大麻の合法化に自分や子供の命がかかっている人もいると思います。
今の国は、インフラである水道すらあなたの為には守ってくれないみたいですよ。
自分の命が大切だと思うのであれば、しっかりと自分で守りましょう。
さぁ、今からあなたもボク達と一緒に#大麻について考えましょう。
まだまだ手遅れでは無いはずです。
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