自殺未遂
一日の大半をベッドで過ごすようになり、僕が思う事は「だめ、嫌だ、辞めたい」の3つだけ。
ご飯は母がベッドまで持ってきてくれてはいたが、食欲の無い日がほとんどなので、一日一個のゼリーを食べる毎日でした。
ご飯を作ってくれる母には申し訳なく思い、もう作らなくても大丈夫ですと伝えました。
痩せていく体と、すり減っていく命。
さすがに生きるのが面倒臭くなり、自殺の方法を考え始めました。
入水は辛そう、自傷はびびりだから出来ない、首吊りは汚い、そんな事を考えながら行き着いたのが、薬のオーバードーズでした。
睡眠薬のODなら僕でも出来るかも知れないと思い、人生最後のやる気を振り絞ってみました。
部屋に鍵をかけ、好きだった音楽をかけながら、何錠かわからないほどの睡眠薬を白湯で流し込みました。
意識がなくなっていく間に思った事は、死ぬんだったらなんでも出来たなぁという、まぁよくある考えでした。
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