鬱と大麻で人生の転機【30代・男・ぺちぱ】の大麻体験談

デスマーチからの鬱

大麻との出会いを語る前に、僕の過去を少しお話します。

都内の六大学で文系学部にいた僕は、新卒でweb系のエンジニアとして就職しました。

会社は新宿にあり、零細よりは少し規模の大きい会社でした。

基本的には受託の開発案件でお金を作り、自社サービスをあてに行くというスタイルだったのですが、基本的に年配エンジニアの方は自社サービスを作り、新人は外に出されるというスタイルでその会社は回っていました。

IT全盛期よりも少し落ち着いた頃とはいえ、業務スタイルはいわゆるブラック

受託先での働き方は超過酷で、その上給料がほとんどあがらず、残業代も雀の涙だったので、3年という区切りをつけその受託会社を去ろうと思っていました。

しかし2年目の夏に、人生の転機が訪れました。

それは、大炎上案件の中規模システム開発業務にアサインされてしまった事です。

普段から残業が多かったのですが、そのプロジェクトは毎日9時〜26時までのペースで働いていました。

休憩時間もデスクでラーメンをすすり、食べ終わればすぐに開発を再開。

なによりも最悪だったのは、炎上中という事もあり社内の人の雰囲気が良くなかった事です。

そんな事もあり、会社や客先からかなりのプレッシャーを浴びせられ、次第に仕事をしたくないと思うようになり始めました。

毎朝支度をしていると、動悸が早くなり、胃がむかむかとし、食べるものは味気がなくなり、すべてがどうでもよくなってきてしまいした。

当時は彼女と同棲をしていたのですが、彼女から病院へ行く事を進められました。

医者から出た言葉は「鬱状態にある」という事でしたが、その診断に僕は驚きはしませんでした。

もちろん抗不安薬や向精神薬も処方してもらいました。

最初はその薬を飲むととても落ち着き、昔の様に会社に行く事に対して恐怖感もありませんでした。

しかし、3ヶ月、6ヶ月と飲んでいくうちに、確実に自分の体調がおかしくなっているという事がわかりました。

薬を飲んでも、会社にいけない。

薬を飲んでも、良くならない。

薬を飲んでも、眠れない。

薬を飲んでも、自分は他の人と同じように働けない。

その頃から、目を閉じると真っ暗な空間に堕ちて行く感覚を味わうようになりました。

もうダメだと思い、完全に仕事を辞め、会社からは一応多少の手当金をもらい、彼女と別れ、都内にある実家へと逃げ帰りました。

僕にはなにも残ってませんでした。

何もないと思うと、下り坂は一気に急になり、転げ落ちるだけでした。

「もう死にたい。」「もう消えたい。」、このフレーズだけが頭の中にぐるぐると渦巻いていました。

「母には悪いけど、もうだめだ。」と1日に何回も思うようにもなりました。

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T.H.Cの編集部です。大麻に関しては厚生○働省よりも、まともな事を発信出来ていると思います。医療大麻を解禁すべく、一生懸命がんばります。

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