サーファーと大麻
1時間くらい経って部屋のチャイムが鳴った。
1~2歳の子供を抱っこしたTシャツ、短パン、ビーチサンダルの男だった。
まるで友達が遊びに来たみたいで、簡単な挨拶を交わし、ジップロックをポケットから出した。
ジップロックには薄緑色の塊が5~6個入っていた。
爽やかなサーファー風のプッシャーは“Kona Gold, 200 dollars”と言いながらジップロックを渡してきた。
舟木さんがプッシャーに200ドルを手渡し、ジップロックを受け取った。
「コナゴールド?!?!聞いたことあるぞ!うわっ、凄い!いい匂い!ネトネトだぞ!」と大興奮。
お金を受け取ったプッシャーは“See you.”と言いながら爽やかに去って行った。
舟木さんはアルミホイルで手際よくパイプを作り、一服した。
部屋中に薬草のような香りが広がった。良い匂いだった。
5分も経たないうちに舟木さんの目じりが下がり、「誰か吸う?」と3人の前にパイプを突き出した。
誰も手を出さなかった。
全員大麻未経験者だった。
舟木さんが大麻取締法と麻薬取締法の違いを語り始めた。
大麻と麻薬が全くの別物であること、大麻は植物で麻薬は人口的に作られた化学化合物であること、等々いろいろ聞いた。
[ad#any-b4h2]
Leave a Reply