オピオイドと大麻
そんなアメリカ全土を悩ませた鎮痛剤の過剰摂取による死亡率なのですが、実は急激に下がりはじめた州がありました。
それがコロラド州です。
コロラド州では2014年から嗜好用としての大麻の販売と使用が合法化され、それに伴ってオピオイド関連による死亡件数が6%以上減少したという報告がされました。
さらに、ジョージア大学の研究ではアメリカの医療保険制度であるメディケア・パートDに加入している人を対象とした、医療大麻の使用が認められている州と、オピオイドの処方の関連性について明らかにしました。
メディケア・パートDとは、処方箋薬剤給付保険で、医師から処方される薬剤の費用を保障してくれる制度の事です。
その研究では医療大麻が認められた州ではオピオイドの処方数が減少している事が指摘されており、“医療大麻に関する政策は、オピオイドの処方を減少する事を促進し、オピオイドクライシスの危害を抑制させる可能性がある”と締めくくられています。
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