デトロイト経由フロリダ大麻吸いまくり行き

大麻がばれた?

日本から長時間のフライトの末、ミシガン州のデトロイト国際空港へ着陸した。

本来であれば、こんなところへは何の用事もないのだが、フロリダへの経由地点として使わせてもらった。

「乗り継ぎのフライトまで時間もそんなに無いな…」

そんな事をぼんやりと思いながら、俺は長時間フライトで疲れた体を引き摺り、入国管理のブースまでトボトボと歩き始めた。

しかし、そんな俺のタイトなスケジュールなんてお構い無しかのように、デトロイトの入国審査で別室へ連れて行かれた。

心当たりが無いわけでは無いので、憤りをぶつける事もできず、仕方なく管理局に人間についていく事に。

前回のアメリカ出国から、たった2週間で直ぐにまたアメリカへ入国するのはやっぱり怪しかったか?

2週間前にフロリダから送った大量の大麻入りエアメールの事も一瞬頭をよぎったが、それで捕まるとしたら日本だよなぁ…。

税関職員に渡航目的、滞在日数、滞在場所などをいつもより詳しく聞かれ、俺が説明しているあいだ中、少し離れた所で税関職員2人がパソコンを見ながら何やらコソコソ話していた。

再渡米の目的は大麻だったが、税関職員には「仕事の打合せで渡米したが、妊娠中の妻が体調を崩したので一旦帰国した。」と愛妻家を装った。

我ながら最高のアイデアだと思った。

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大麻歴は約四半世紀、西海岸のパンクロックと大麻と風俗が生きがいの不良サラリーマン

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